【大事なのは水とトイレ!】エコノミークラス症候群を回避しよう

平成28年熊本地震から、4年が経ちました。
この災害では車中泊を選択する人も多く、「エコノミークラス症候群」が原因での災害関連死も多く報道されました。
エコノミークラス症候群は、なぜ発症するのでしょうか。
また、なぜ車中泊をしていた人に多かったのでしょうか。
その原因を今一度考えてみましょう。
エコノミークラス症候群は「水分不足」と「長時間の座位」で発症する
「エコノミークラス症候群」という名称から、「エコノミークラスで起こるもの」と思いがちですが、熊本地震の事例でもあるように、エコノミークラスに限り発症するものではありません。
エコノミークラス症候群は、食事や水分を十分に取らない状態で、長時間座り続けている状態で発症しやすくなります。
このままさらに足を動かさない状態が続くことで血行不良が起きて、血栓が発生し「肺塞栓症」を引き起こすことをエコノミークラス症候群と言います。
血栓ができた状態で、急に立ち上がった時に血栓が血流に乗って肺の静脈に詰まってしまい、静脈での狭窄・閉塞・炎症を発生させ、時に、突然死の原因ともなるのです。

避難生活では食事や水分が不足しやすくなる
実際の避難生活では、食事や水の確保が難しくなります。
食事や水分を十分に取らない状態が続くと、脱水傾向となり血液粘度が上昇します。
血液粘度が上がるということは、当然、血栓発生のリスクが高まるということです。
また避難者の中には、トイレに行く回数を減らすために水分を控える人も多くいました。
こうしたことも、エコノミークラス症候群を誘発した一因でしょう。
熊本地震では車中泊後に死亡した人が多かった
ニュースでは、車中泊をした後に死亡したことが多く報じられました。
避難者が車中泊を選んだ理由として、避難所はプライベートの確保が難しく他人に気を使うことや、落ち着ける環境ではないことがありました。また、余震で避難施設が倒壊する恐れがあったことや車に乗っていればすぐに避難できるという考えがあったことなどが挙げられています。
しかしながら、せまい車内に長時間座り続けると下肢の血行不良を招きやすい状態となり、それだけ発症リスクが高まります。
車中泊を選ぶ際には、ときどき外に出る、または足を伸ばせる環境を作るなど発症リスクを少しでも減らすことを心がける必要があります。
フルフラットにできる車で有れば、マットを用意して、足を延ばして眠れるようにするなど、工夫してみましょう。
スエードインフレーターマット(枕付きタイプ) 9.0cm
なお車中泊を選んだ場合においても、食料や水、トイレの問題は切り離せない問題です。
やっぱり水分が大事!
何よりも必要となるのは、やはり『水』と『トイレ』でしょう。
備蓄用の長期保存水は色々ありますが、水の中に不純物が入っていると、細菌がつき、水が濁りやすくなります。
ミネラルも不純物です。
ローリングストック(使った分だけ補充する)の習慣がついていれば、ミネラルウォーターを定期的に購入してもいいでしょう。
しかし「買い替えが何度も発生するのは面倒だ!」と考えられるのであれば、不純物が取り除かれている純水を選ぶといいでしょう。
野菜スープなどでも水分を取ることが可能です。食物繊維も取れますから、こうした物を利用するのも一手です。
野菜たっぷりスープセット SO-50 4種×4個入り(リニューアル品)
次にトイレですが、熊本地震の時のように、家の崩壊の恐れがある場合は自宅のトイレは使えません。
また、車中泊の時でも、外部のトイレを借りて使用することになりますが、その場合も混みあっていたり遠慮してしまって、トイレから足が遠のいてしまうこともあるでしょう。
プライベートテント、組み立て式の簡易トイレ、携帯トイレの3つがあれば、家族専用のトイレが作れますので、こうした物を利用することも考えてみてください。

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