「冬の車中泊は春～秋と違うの？」
「冬も車中泊してみたいけど、必要な物って何だろう？」
そう思っている人、いませんか？
前回の初級編では、寝床の整え方について紹介しました。
春～秋と違い、冬場は必要な物や対策が更に増えることになります！
そこで今回は、スタッフＭが冬の車中泊で気を付けなければいけない事や対策、そしておススメアイテムを紹介いたします。



いくら寒くても、エアコンをかけっぱなしで寝るのは非常に危険です。
これは何故かと言うと、マフラーに雪などが詰まり、自車の排出ガスが車内に入り込んで、一酸化炭素中毒で死に至るケースがあるから。
雪が降っていない場合でも、騒音で周りに迷惑をかけてしまうため、エンジンは切っておくのがマナーです。
就寝前にはエンジンを停止しておきましょう。


「風を防げるんだし、車の中は暖かいんじゃないの？」…そんな考えは今すぐ捨ててください！
エンジンを切った後の車内は意外と冷えます。
ＪＡＦが実際に行った実験では、外気温が約－10℃で車内温度が約25℃であった場合、エンジン停止と同時にヒーターを停止させると、わずか1時間後の車内温度は約15℃も低下し、3時間を経過する頃には氷点下にまで下がったそうです。
きちんと対策しないと低体温症になったり、凍死してしまう可能性も出てきます。


車の中が冷えるのであれば、重要になるのは寒さ対策。では、実際にどう対策すればいいのかを考えてみましょう。

車の窓は面積が大きく、窓を通じて外気温が内部に伝わることで、車内の温度も下がります。
ということは、窓の対策が出来ていれば、外からの冷気が遮断できます。
既成品の専用マルチシェードがあれば一番いいのですが、価格が結構高い事や、車種別に作られている為、車を買い替えた時に使えなくなるのが難点。
密着率は低くなりますが、市販の銀マットなどを窓の形に合わせて切って貼り付ける！という手もありますよ。
（1）新聞紙や模造紙などを型紙にして、窓の形状を測る。
（2）広げた銀マットに型紙を置き、1cmほどの余裕を持ってカット。
（3）窓にはめ、養生テープ又は布ガムテープで貼って完成！
自作する時は、こちらのハサミがあると便利ですよ。

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床からも、かなり冷気は伝わってきます。床が冷たいと寝転がった時に体全体が冷えてしまいますので、こちらも窓同様、銀マットで対策しちゃいましょう。

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また、フルフラットにできる車でも意外と段差があるので、更に快適な眠りを求める場合は、インフレータブルマットがおススメ！

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寝袋は冬用のマミー型シュラフが一押し！
3シーズンの物に「インナーシュラフ」を重ねて使うのもおすすめです。
ただしインナーシュラフを重ねても、3シーズンの物でも快適温度帯が5℃以下の物でなければ寒く感じるので要注意！0℃まで対応している物に、インナーシュラフを重ねるようにしましょう。

封筒型のシュラフは、ゆったりと余裕がありますが、体との密着度が低く冷気が通りやすいので、毛布などと組み合わせて使ったほうが暖かく過ごせます。

ちなみに私は、冬キャンプ時には3シーズン用のマミー型シュラフの中に、インナーシュラフと毛布で対策しています。
寒がりさんは、冬用シュラフ+毛布、3シーズンシュラフ+インナーシュラフ+毛布 など、組み合わせると良いですよ！（湯たんぽがあると尚良しです）

◎おすすめの冬用マミー型シュラフ
ドラフトチューブ、ショルダーウォーマー付きの冬用ダウンシュラフ。
これ一つで十分暖かく眠れます。
※1/12 入荷しました

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◎3シーズンシュラフとインナーシュラフを組み合わせるならコレ！
650FP（フィルパワー）のダウンシュラフだけだと少し心もとないですが、ドラフトチューブ&湯たんぽポケット付きの「シュラフinダウンシュラフ 150」を重ねれば、冬用ダウンシュラフ並みの暖かさを確保できます。

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◎封筒型シュラフと毛布を組み合わせるならコレ！
重ねて使えるシュラフに、更に毛布をプラスしてより暖かく！毛布は難燃加工されており、焚火のときにも使えます。

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「封筒型シュラフに重ねられるシュラフはないの？」とお思いの方にはこちら！
アルミシート断熱で、底冷えする夜でも熱が逃げにくくなっています。（他のシュラフと組み合わせて使うのがおすすめです）

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冬キャンプをしたことがある人は経験したことがあると思うのですが、寝ているときは顔周りが意外と冷えます。
「肩まであったか着る毛布」があると、そんな弱点もカバーできますよ！

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また、体を暖かく保つには、首、手首、足首の3つの「首」まわりを温めるのがポイント。
就寝時にゴムのしっかりしたソックスを履くと、足首が締まって逆に体が冷えてしまうので、ゆったりしたソックスを履くようにしましょう。

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さらに首を温めるには、こちらの「ホットレスト クビカタウォーマー」もおすすめ。
内側は起毛生地、断熱素材のシンサレートを使用していますので、付けているだけで温かい上に、カイロポケットもついています。

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電気毛布を持ち込むのも一手です。
その際はポータブル電源を利用すると、車のバッテリーを消費せずに済みます。また、災害時にも一役買いますよ！
Jackeryのポータブル電源なら、AC出力はもちろん、DC出力もありますので、車用の電化製品も使用可能！
数日間過ごすことも可能な、最大容量モデル1002Whの物が便利です。

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夜間に除雪したり、おトイレに行きたくなるような時に便利なのがヘッドライト。両手が空くので作業もしやすいですよ。

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また、車内で過ごす時に便利なのがランタン。
ＵＳＢ充電式で、白色、暖色、中間色の３色に切り替えが可能、1000ルーメンで明るさも十分なこちらがおすすめです。

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なお、近年は豪雪や爆弾低気圧などによって、車内で天候の回復や救援を待たなければならない事態が増加しているそうです。
道路で立ち往生してしまうような事態にも備えて、車用の防災セットを備えておくのもおすすめします。

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皆様、暖かい車中泊ライフをお過ごしください

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