毎年9月1日は防災の日。
1923年（大正12年）9月1日に発生した関東大震災にちなんだものです。
例年8月31日 - 9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められています。

そして今まさに強い勢力を保ったまま台風11号が接近しています。
今のうちに、準備を整えておきましょう。


9月1日午前6時の気象庁の実況によると、台風11号の中心気圧は935hPa。
中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sです。

これだけ見てもどのぐらい凄いのか分かりにくいかと思います。
例を出してみましょう。


2018年に近畿地方を襲った台風です。
25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸し、近畿地方を中心に甚大な被害を出しました。

上陸時の中心気圧は950hPa、最大風速は45m/sでした。
最大瞬間風速は、和歌山市では57.4m/s。
大阪市で観測した47.4m/sの最大瞬間風速は半世紀ぶりの記録になりました。

暴風で航空燃料タンカーが関西国際空港連絡橋に衝突し、一部破損したニュースを覚えておられるかと思います。
その他にも街路樹が倒木、折損しました。
看板も飛んでいきました。
家屋の浸水被害も、損壊も発生しました。
トラックが横転し、各地で車が吹き飛ばされたりもしました。
港のコンテナが海に流出してしまい、物流にも大きな影響が出ました。


台風15号は関東地方に上陸したものとしては観測史上最強クラスの勢力の台風。
続いて上陸した台風19号は昭和54年台風第20号以来、40年ぶりに死者100人を越えた台風となりました。

台風15号が千葉市付近に上陸するときの勢力は中心気圧960hPa・最大風速40m/sの「強い」勢力。
台風19号は、上陸直前の中心気圧は955hPa、最大風速は40m/sでした。
繰り返しますが関東としては過去最強クラスでした。

こちらでは市原ゴルフガーデン鉄柱倒壊事故で、周辺の民家に多大な被害が出ました。
北陸新幹線10編成（120両）が浸水したニュースも衝撃的でした。
停電は異例の長期に及び、毎日の暮らしにも大きな影響を及ぼしました。
千葉県内では高齢者を中心に、台風被災による停電のため熱中症とみられる症状で死亡した者が相次ぎました。
千葉・東京・静岡の3都県で約2万4000戸の断水も発生しました。


例を見て頂くと、今回の台風がいかに勢力が強いかお分かりいただけるかと思います。
現在では九州地方や本州へ上陸するかどうかはわかりません。
しかし、秋雨前線が停滞する影響で、雨雲が発達しやすくなっています。
非常に激しい雨の降る可能性もあり、道路冠水や河川の増水・氾濫、土砂災害などに警戒が必要です。

台風が上陸した後や、大雨災害が起きた後では何も準備することが出来ません。
まだ被害が出ていない今のうちに、しっかりと備えをしておきましょう！

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台風の場合、食料は何とかなることが多いのですが、断水に備えてお水・トイレ・ドライシャンプーを用意するのがおススメ。
そして停電の際の情報収集用にラジオがあると安心です。

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費用に余裕のある方は、ポータブル電源なども準備しておくと良いでしょう。
ポータブル電源は車でのキャンプや車中泊の際にも便利ですよ！
発電機は音や廃棄の問題があるので、ご近所迷惑にならないのであればOKです。



住環境や家庭環境に合わせて用意する物が分かるように、フローチャートもございます。
こちらのページにて詳しくお伝えしておりますので、ぜひご確認ください。
※各項目にてピックアップしている商品は代表的な商品です。

防災月間特集ページ

災害時の備えは「災害が起きても自分が暮らしやすくなるための物」です。
なおざりにせずに、しっかりと準備しておきましょう。

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